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金光教における一般的な形式でのご葬儀についての紹介です。

金光教のご葬儀について

ご葬儀と聞くと、一般的にはお寺で行うというイメージがありますが、金光教を含め、神社などの神道系の宗派では、神葬祭という葬儀が行われます。

金光教のご葬儀は、故人とのお別れを告げるだけでなく、御霊(みたま)の安らぎ、と遺族の立ち行きを神様に願います。

終祭

仏教でのお通夜にあたる儀式を【終祭(しゅうさい)】と呼び、祭主が故人に成り代わり生前の御礼を申しあげます。
儀式の中では、霊璽(れいじ※仏教でのご位牌)にみたまを遷す、霊璽奉遷(れいじほうせん)を行います。

告別式

故人とのお別れの儀式です。

火葬の儀

火葬場で行う故人との最後のお別れの儀式です。

 

葬後霊祭(そうごれいさい)並びに十日祭

故人の一連のご葬儀が終了したことを神様にお伝えする儀式です。葬後霊祭に併せて取り越して十日祭が仕えられることが多いです。

 

金光教のご葬儀における式次第は以下で、さらに詳しく説明しています。

金光教のご葬儀における式次第

金光教の死生観

金光教では、死は天地自然への還元であり、死を穢れと見ません。「死」について、以下のようなみ教えがあります。

“死ぬというのは、みな神のもとへ帰るのである。
魂は生き通しであるが、体は死ぬ。
体は地から生じて、もとの地に帰るが、
魂は天から授けられて、また天へ帰るのである。
死ぬというのは、魂と体とが分かれることである。”

金光教のご葬儀の特徴

金光教で は、故人のみたまとしての助かりと、家族親族方の立ち行きを願う儀式として、神葬祭を行います。式の中の祝詞では、故人の生い立ちからエピソード、最期の時、功績などを称える祝詞を奏上します。

また、神道では死=穢れと見ますが、金光教ではそのようなに故人を扱うことがないため、清めのお塩などは用いません。

参列者に故人のことを知ってもらう事ができ、式もすべて丁寧に真心を込めて行うため、ご親族の皆様に大変喜ばれております。

金光教でのご葬儀の流れ

大切な方の御帰幽に当たり、悲しむ間もなく待っているのがご葬儀の手配です。その一般的な流れを説明していきます。

1、御帰幽(臨終)

医師に臨終が告げられた後、病院などの処置施設で必要な処置が施されます。

2、処置、霊安室へ

処置室では、故人の体をきれいにしたり、処置が施されます。

その後、ご遺体は霊安室へ運ばれますが、安置できる時間が決められていることが多く、すぐに安置する場所を決めなければなりません。

3、葬儀社、形式の選定

ご葬儀を行う葬儀社、御葬儀の形式を選定します。事前に葬儀社が決まっていない場合、【安心葬儀】から近場の葬儀会社の一括見積が可能です。

4、打ち合わせ

葬儀社と、日程、会場、装飾等の打ち合わせをしながら見積もりを取ります。葬儀社の方にお願いするのが一般です。

5、葬儀式

決められた日程と場所で、葬儀式を行います。

終祭(お通夜)

個人に成り代わって、祭主が神様に故人の御生涯の御礼を申し上げる儀式です。事前に葬儀社と取り決めをし、終祭の後に通夜振る舞いを行います。
一般的に18時、19時に行われることが多く、儀式自体の所要時間は、おおむね1時間です。

告別式 

遺族親族をはじめ、広く知人友人、地域社会、職場など、縁ある人々が故人の死を悼み、慣れ親しんだ生前の姿に最後のお別れを告げる儀式です。
一般的には告別式の後、献花が行われ、御棺と共にマイクロバス等で火葬場へ向かいます。

火葬の儀

火葬場において執り行う儀式で、姿や形としての故人との決別の儀式です。
所要時間はおおむね15分~20分ほどで、お骨上げ前に葬後霊祭を行う場合や、お骨上げを待って葬後霊祭を行う事もあります。

葬後霊祭

故人の御霊に葬儀の終了を告げる儀式です。葬後の儀と並行して、合わせて十日祭を仕えることが多いです。葬後霊祭の後、お斎(とき)を行い、会葬者や教会の祭主へのお礼をします。

 

金光教の葬儀式の流れや注意点をさらに詳し知りたい方はどうぞ↓↓

金光教の葬儀式の流れと注意点

6、新霊床の設えと打ち合わせ

故人のみ霊を50日祭までの間、お骨と霊璽(みたまを遷した位牌)と共に供養する設えをします。多くの場合ご自宅、または教会に設える事が多いです。
どちらに設えるかは、祭主などと事前に打ち合わせをしておく必要があります。

当社において、最近では故人と共に過ごしたいという要望が多く、ご自宅にて安置するケースがほとんどです。

この場合、親類が自宅へ参列することになるので、対応が大変という場合は、教会へお願いした方がよいでしょう。

また、設えに明確な決まりはなく、故人の好きなものなどを自由にお供えします。

当社の場合

当社の場合

ご自宅の場合

※設えの順番については、ご遺族の御意向に併せています

7、旬日祭

新霊神への追悼と道立てを祈る旬日祭(じゅんじつさい)が10日毎にあります。教会に安置されている場合、この旬日祭は教会側のみで行われることが多いです。
(教会によっては、10日毎に旬日祭を行い参拝を促される場合もあります)

8、旬日祭、50日祭、合祀祭並びに納骨祭

亡くなってから50日目に、50日祭を行います。50日間、新霊神としてお祀りした霊神を、先祖の霊神に合わせて祭る合祀祭(ごうしさい)があります。お墓がある場合は、50日祭後にそのままお墓に向かい、併せて納骨祭(納骨式)を執り行います。

ここまでが御葬儀から50日目までの一区切りとなります。
その後は、1年、3年、5年、10年と式年祭の式年祭(年忌法要)を行います。

金光教の葬儀の式次第について

金光教でご葬儀を行う場合の式次第(儀式の流れ)をjpgファイルにて添付しておりますので、ご自由にお使いください。

※なお、教会によって流れ等が多少変わる場合もありますので、打ち合わせなどの際は、祭主と確認をしてください。

以下からダウンロードが可能です。

終祭式次第

告別式次第

金光教の葬儀を行う会場について

金光教式でご葬儀を行う場合は、大きく分けて二通りあります。

1.セレモニーホールで行う

ご遺族様が決められたご葬儀会社と執り行います。この場合、教会から神職が出張して指定された場所でご葬儀を仕えます。この場合、基本的なことは葬儀会社とご遺族で決めていくことになります。

まだ会場が決まっていない場合、以下のサイトから、

1、現在の対象者の様子

2、お名前

3、電話番号

を入力するだけで、担当者から近場で条件の合う葬儀会社の紹介や一括見積りなど無料で相談にのってもらえるので、おススメです。

2.教会で行う

普段から付き合いがある金光教の教会でご葬儀を行うケースです。教会によっては対応ができない場合もあり、最近ではセレモニーホールで行うことがほとんどです。

3.ご自宅で行う

故人のご自宅、または故人の親戚のお宅にて金光教式でご葬儀を執り行います。近年ではご遺族の負担が大きいため、このケースは非常にまれです。

4.小規模な葬儀式会社で行う

近年、小規模な家族葬を行うケースが全体の8割を占めており、よりそうのお葬式
や、小さなお葬式などの小規模なお葬式を行う会社に依頼される事も多いです。



金光教のご葬儀の費用

一般的なご葬儀にかかる費用の全国平均は、約190万円程度と言われています。しかし、近年ではお金をかけずに真心を込めて、というのが一般的な考え方です。

金光教でご葬儀を行った場合、葬儀事態にかかる費用、祭主へ御礼(お布施)、通夜ぶるまい食事にも費用が掛かります。

1.葬儀会社にかかる費用

  • 会場費
  • 納棺
  • 湯灌
  • 火葬場、各書類の代行費
  • 棺台
  • 火葬場費用
  • 出張料
  • 通夜ぶるまい
  • おとき
  • 香典返し
  • 御遺影
  • 御花代

※葬儀会社や、プランによって費用は異なります。

2.教会、神職にかかる費用

  • 御礼(お布施)
  • お車代
  • 御食事料(お斉の席につかない場合)

具体的にどの程度費用がかかるのかなど詳しいことは、以下の記事にまとめてありますので、参考にしてみてください。

金光教のご葬儀にかかる費用と御礼(お布施)について

家族葬

最近では、身内だけで執り行う『家族葬』が増えています。一般的な50人以上か親族・関係者を含めた会葬者にご参列いただくには、大変な心労と費用がかかります。

金光教式で負担の少ない小さなご葬儀、家族葬を行いたい方は、以下の記事を参考に各社に問い合わせてみてください。

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金光教式で家族葬を行うことができる葬儀会社

お墓・納骨について

ご葬儀にかかわって、お墓のことも考えなくてはいけません。日本では、多くの場合、代々お寺のお墓に入れてもらうことを躊躇する習慣が根付いています。

そのためにお墓がなければ新たにお墓を建設せねばなりません。その建設費など、数百万円がかかってしまいます。

最近では、特定の宗派を持たず、お金をかけずに霊園に納めたり、海洋への散骨など、新しいお墓の形も誕生しています。

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