金光教のご葬儀の祭壇について

金光教のご葬儀の祭壇について

このページでは、金光教の葬儀式における祭壇の設えについての注意点を、それぞれ詳しく説明していきます。

金光教のご葬儀における祭壇について

一般的にご葬儀を行う場合、神道と同じ形式をとる神葬祭となります。

お坊さん便

お供え物の事を神饌物(しんせんもの)が呼びますが、一般的な神道とはやや異なる点があり、また教会側の考え方によって多少異なる点もありますので、説明をしていきます。

※教会によっては異なるやり方もあるため、あくまで一般的な考えとしてとらえてください。

金光教における、一般的なお供え物の並び方は以下の通りです。

  • 神酒
  • 乾物
  • 野菜
  • 果物
  • 菓子
  • 塩水

実際には、祭壇の段数や大きさやスペースなどの都合上、その並びが変わることがあります。

基本的には、お米・お神酒・乾物・菓子・野菜・果物・塩水はお供えされることが多いです。

また、故人の霊璽(れいじ)を設えの一部として、三方に置く場合も多いです。

金光教のご葬儀における祭壇についてよくある質問

業者さま編

  • 祭壇のお供え物は誰が用意するのですか?

    基本的には、教会側が用意することがほとんどです。この場合、故人からお供えをしてほしいもの等を預かる場合もあります。

  • 祭壇の設えにルールはありますか?

    お供え物の並び順に、基本的なルールはありますが、祭壇の段数や、大きさ、三方の数によって、適宜変更される場合が多いです。
    比較的柔軟な対応をとるのも、金光教のご葬儀における祭壇の設えの特徴と言えます。
    これは、お供え物は供える側の心と気持ちが大切である、という教えに基づいています。

  • ご葬儀後、お供え物の撤饌後はどうするのですか?

    多くの場合、祭主含め、ご遺族・ご親族が直会を行っている際に、業者側が祭壇の設えを撤饌します。
    業者側は、祭主に撤饌したものをどこに置いておくか、またはどうすればよいか尋ねておくとよいでしょう。

  • 明るい色のもの、生ものをお供えしても良いのですか?

    特に問題ありませんが、一般的には明るすぎるものを避け、控えめな色のものをお供えします。
    しかし、これも備える側の気持ちが大切という教えに基づいて、供えてはいけないという事はありません。

ご遺族さま編

  • 祭壇のお供えものには、故人が好きなものを供えてもよいですか?

    お供えものについては、祭主側から故人の好きなものを供えますか?と聞かれる場合もあります。
    どうしてもお供えしたいものがある場合、早めに相談をしましょう。
    基本的には、スペースがあれば可能な場合が多いです。

  • 遺族側が用意するものはありますか?

    故人の好物など、お供えしたいものがあれば用意しておきましょう。
    また、祭壇に飾るご遺影は遺族側が用意するので、どの写真を使うかなど、業者と相談しておきましょう。

  • お供えものはその後どうするのですか?

    祭壇に供えられたお供え物は、ご葬儀の後、撤饌(てっせん)され、ご遺族の元に戻されます。
    しかし、ご遺族側は荷物が多い事などを理由に持ち帰りを断るケースもあり、その場合は教会側が持ち帰ることになります。

自宅の祭壇について

ご葬後のあと、御遺骨を自宅にて安置する場合、設えや毎日やる事などに疑問が出てくるかもしれません。

まず、ご葬儀が終わり、ご自宅で新霊床を設える場合、祭主と業者が設えを行うご自宅へ向かい、準備をします。

この場合も、基本的にお供えしてはいけないというものはなく、真心を込めてお供えをします。

基本的な順番は前述したとおりですが、祭壇の大きさなどによってお供えの順番が変わることがあります。

また、日にちが経つと悪くなってしまうものがある場合、そちらを一度撤饌し、別のものをお供えします。

この場合、お供えの仕方が分からない場合、教会に聞いてみましょう。