金光教(こんこうきょう)とはどのような宗派なのか、お金の神様?など質問を頂くことが良くあります。
この記事では、金光教について詳しく解説していきます。
そもそも金光教とはどんな宗派?
金光教は、現在教派神道連合会に属し、日本の神道系の宗派であり、幕末三大新流派の一つに数えられています。
そのため儀式は神道系の形を取り、独自の教えがある神社のようなもの、と捉えられます。
全国には教会と呼ばれるお社が1400あり、神社同様にいつでも参拝ができます。
金光教の神様ってどんな神様?
金光教では、
天地金乃神(てんちかねのかみ)
生神金光大神(いきがみこんこうだいじん)
を主祭神としています。
天地金乃神は、天地を創造し、天地自然を生み育む大いなる働きを持つ神として、生神金光大神は、金光教の開祖、赤沢文治(金光大神)が、天地金乃神から授かったご神号と言われています。
金光教における先祖の捉え方
金光教において、先祖は大切な存在です。
親があって、今の私たちが存在し、私たちが幸せに生きることがご先祖様が喜ばれます。
ご先祖様の御命日日には、教会への参拝、またはお墓参りにてお礼をすることも大切ですし、日々の生活の中でもやはりお礼を申し上げていくことが重要です。
金光教って会費やお金はかかる?
金光教では、強制的にお金を徴収するようなシステムは存在しません。参拝時にも神社同様にお賽銭を投げてお参りも可能です。
御祈願やお祓いを行う場合は、神社同様にお初穂料が必要な場合があります。
また、取次と呼ばれる悩みなどの相談についても、支払いの強制はなく、あくまで自己の判断にゆだねられます。
金光教の特徴
金光教の特徴として、以下が挙げられます。
1、表立って布教を行わない
2、来るもの拒まず、去る者追わず
3、いつでも参拝が可能
4、他宗を否定しない
5、基本的にいつでもだれでも参拝ができる
金光教の取次(とりつぎ)について
金光教の核として「取次」があります。これは教会の広前に設けられた場において、取次者(金光教教師)が参拝に訪れた方々の心配事や苦悩、そして願望に耳を傾け、それらの思いを丁寧に神様へと伝えます。
本部広前では金光教主が年間を通して取次業に専念しており、金光教の中心的な実践となっています。
参拝者は取次を通じて、各人それぞれの願い・詫び・断り・お礼を天地金乃神に伝え、神様の恵みを実感し、感謝の心で生きるための道を歩むことができます。
金光教とトラブル
インターネット上には、様々な情報があり、教会の先生とトラブルになったという話もあるようです。
基本的には、上述したように金銭の支払いはあくまで個人の判断に委ねられるため、トラブルになることも少なくないかもしれません。
トラブルのならないように心がけることが重要ですが、大切なのはそのトラブルを通して自己の反省、改まり、そして平和的に解決していくことです。