• 2025-04-22
• 金光教のご葬儀

金光教の葬儀に参列することになったけれど、「どのような服装で行けばよいのか分からない」と迷われている方も多いのではないでしょうか。

金光教は神道系の新宗教であり、葬儀の形式も神式に近いものがありますが、一般的な仏式葬儀とは異なる点もあります。

このページでは、金光教の葬儀に参列する際の服装マナーについて詳しく解説します。

金光教の葬儀の基本的な服装

金光教の葬儀に参列する際の服装は、基本的に一般的な葬儀と同様に喪服（黒い服装）が基本となります。

しかし、金光教特有の考え方や作法もありますので、それらを踏まえた上での服装選びが大切です。

男性の服装

男性は黒のスーツが基本です。特に以下の点に注意しましょう。

• スーツ: 光沢のない濃い黒色のスーツを選びましょう。ダークネイビーやチャコールグレーは避け、純粋な黒色が望ましいです。
• シャツ: 白の無地のワイシャツを着用します。模様入りやカラーシャツは避けましょう。
• ネクタイ: 黒の無地または地味な柄の黒のネクタイを選びます。光沢のあるものや派手な柄のものは避けましょう。
• 靴下: 黒の無地の靴下を履きましょう。
• 靴: 黒の革靴を選び、必ず磨いておきましょう。

金光教の葬儀では、四拍手を行う場面があります。特に終祭や告別式では「偲び手」と呼ばれる音を出さない拍手を行います。

そのため、袖口のボタンがきちんとはまっていて、手首が動かしやすい服装が望ましいでしょう。

女性の服装

女性も基本的には黒の喪服を着用します。

• 喪服: 黒の無地のワンピースやスーツを選びます。スカート丈は膝が隠れる長さが望ましいです。
• ブラウス: 白または黒の無地のブラウスを着用します。
• ストッキング: 黒か肌色の無地のストッキングを履きます。模様入りやラメ入りは避けましょう。
• 靴: 黒の革靴やパンプスを選びます。ヒールは5cm程度までの低めのものが適切です。
• バッグ: 黒の無地のバッグを持ちます。光沢のあるものやチェーンバッグは避けましょう。

アクセサリーは真珠の一連のネックレスと真珠のイヤリングやピアスのみが許容されます。

細かい指定やルールがなく、比較的柔軟な宗派ですが、親族や知人から見てどう思われるか、という点も気にする必要があります。

派手な装飾品や金色・銀色のアクセサリーは避けましょう。

また、突然のことで喪服の用意が間に合わないという方には、喪服をレンタルすることもおススメします。

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子供の服装

金光教では子供も葬儀に参列することがあります。年齢に応じた適切な服装を選びましょう。

幼児・小学生低学年の服装

男の子は黒や紺のズボンと白いシャツ、女の子は黒や紺のワンピースなど、フォーマルな服装が望ましいです。

完全な喪服でなくても、落ち着いた色の服装であれば問題ありません。

幼稚園の制服などがあれば、そちらを着用して参列する場合が多いです。

小学校高学年以上

大人に準じた服装が望ましいです。男の子は黒や紺のスーツ、女の子は黒のワンピースやスーツを着用しましょう。

学校に普段来て言う制服があれば、着用して参列することをお勧めします。

季節による服装の違い

夏場の服装

夏場の葬儀では、暑さ対策も必要です。

• 男性: 黒の夏用スーツを着用し、夏用の黒ネクタイを合わせます。
• 女性: 袖のある黒の夏用ワンピースやサマースーツを選びます。ノースリーブは避け、カーディガンなどを羽織りましょう。

冷房対策として、男女ともに黒や紺の薄手のカーディガンやジャケットを持参するとよいでしょう。

冬場の服装

冬場は防寒対策も考慮します。

• 男性: 黒のコートやマフラーを合わせることができます。
• 女性: 黒のコート、ストールなどを合わせることができます。

金光教特有の持ち物と注意点

金光教の葬儀では、仏式葬儀とは異なる持ち物があります。

数珠について

金光教の葬儀では、基本的に数珠は必要ありません。仏教の葬儀では数珠を持参するのが一般的ですが、金光教は神道系の宗教であるため、数珠の代わりに以下のものを準備します。

袱紗（ふくさ）

香典（御玉串料）を包む袱紗は、黒や紫・うす紫などの落ち着いた色のものを用意します。派手な色は避けましょう。

シックなカラーで金光教の葬儀でも使用ができる、使いやすい袱紗です。
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拝詞集

金光教の葬儀では、「天地賛仰詞(てんちさんぎょうし)」「新霊神拝詞(しんれいじんはいし)」などを参列者全員で唱和することがあります。

一般的には、葬儀会場の受付で配布されるパンフレットにこれらの拝詞が記載されていますが、事前に知っておくと安心です。

以下よりダウンロードができるので、必要な方はA4の用紙で印刷をしておいてください。

ご葬儀拝詞集

喪主・遺族と一般参列者の服装の違い

喪主や近親者の服装は、一般参列者よりもさらに格式の高いものが求められます。

喪主・近親の遺族:

• 男性は黒の礼服（モーニングコートなど）が望ましいですが、黒のフォーマルスーツでも問題ありません。
• 女性は正式な黒の喪服（和服の場合は黒の略礼装）を着用します。

一般参列者:
上記で説明した黒のスーツやワンピースなどの喪服で問題ありません。

よくある服装のマナー違反と対処法

金光教の葬儀に参列する際によくある服装のマナー違反と、もし万が一そのような状況になった場合の対処法をご紹介します。

• カラフルな服装: 黒以外の明るい色の服装は不適切です。もし黒の服がない場合は、紺や濃いグレーなど落ち着いた色の服を選び、黒のカーディガンやジャケットを羽織りましょう。
• 派手なアクセサリー: 金や銀のキラキラしたアクセサリーは不適切です。アクセサリーは最小限にし、真珠のネックレスやイヤリングのみにしましょう。
• 露出の多い服装: 女性の場合、ミニスカートやノースリーブは避けましょう。急遽参列することになり、適切な服装がない場合は、ショールやカーディガンで露出部分を隠すなどの工夫をしましょう。

まとめ

金光教の葬儀に参列する際は、基本的に黒の喪服を着用し、落ち着いた印象を心がけましょう。

金光教は神道系の宗教であるため、数珠は必要ありませんが、香典（御玉串料）を包む袱紗は必要です。

また、金光教特有の「偲び手」などの作法もありますので、服装選びの際にはそれらを考慮することも大切です。

適切な服装で参列することは、故人への敬意を示すとともに、遺族の心情に配慮する大切な礼儀です。

このガイドを参考に、金光教の葬儀に参列する際の服装マナーを守りましょう。

※金光教の葬儀の流れや作法については、金光教の葬儀式の流れと注意点のページも併せてご覧ください。