金光教信奉者である親が亡くなった時の対応
ご両親が熱心に教会へ参拝されていた場合、基本的には金光教式でご葬儀を執り行うべきと考えます。しかし、自分はあまり教会に参拝していない・・・こんな時どうすれば?
そんなよくあるご質問に対しての対応をご説明いたします。
※あくまで当教会の考えに基づいておりますので、すべての教会に当てはまるわけではないので、一参考としてお考え下さい。
金光教信奉者である親のご葬儀を進める前に
金光教に教会へお参りをしていた親御様が亡くなった場合、会場などの取り決めをする前に、まずは考えるべき事、尊重すべきことがあります。
ご両親の意思を尊重して考える
そのような場合、まずは親御様の意思を尊重することが大事です。熱心にお参りされていたなら、金光教式で送ってあげることが一番ではないでしょうか。
故人の残された希望に寄り添う
金光教の教会にお参りをしていて、子や孫の代まで継承ができていない、そのようなケースも多くあります。
その場合、親御様も少なからずご葬儀の事など考えられていたかもしれません。
例えば、「無理にたくさんの人を呼ばなくてもいい」「金光教の事が分からなければ、お世話になった教会に聞きながら進めて欲しい」など、そういった遺言が残されていた場合、できるだけその想いに寄り添ってあげることが大切です。
親が金光教信奉者の場合のご葬儀の流れ
1、葬儀会場と祭主の手配
金光教式でご葬儀をすると決めた場合、まず、葬儀会場や誰にお願いするかを考え手配をしなければなりません。
突然の訃報や会場が決まっていない場合は、全国7,000か所から会場を探せ、葬儀の費用を比較できるサイトなどを使って、近所の葬儀会場を探してみましょう。
また、教会へ親が亡くなった旨を伝え、ご葬儀をお願いする場合はこの時にその意向を伝えておき、後日直接伺うと伝えておきます。
2、親が参拝していた教会へお参りをする
教会側にコンタクトを取り日程の調整をする会場が決まったら、教会の先生に祭主をお願いする段取りを行います。普段お参りをしたことがない場合、なかなか足を運びづらいかもしれません。
できることなら、一度教会へ足を運び、直接お願いをしに伺いましょう。
3、日程の調整
葬儀会社と打ち合わせ教会側の日程を確認出来たら、葬儀会社と日程を調整します。この場合、火葬場に予約の空きがあるという事が最重要となるので、この日を中心に日程を組みます。
この時に、祭壇や料金のプラン、献花など細かい事を取り決めます。
4、親類や参列者へ日程を伝える
日程が決まったら、誰に参列をお願いするか、決めて連絡をしましょう。近しい家族や親族、どの範囲まで連絡するかによって規模が変わります。
5、教会と打ち合わせ
教会へコンタクトを取り、細かい打ち合わせをします。場所や時間、参列者の人数などを知らせて、打ち合わせを行います。
6、ご葬儀
打ち合わせで取り決めた日程でまずは終祭を執り行います。
告別式
遺族親族をはじめ、広く知人友人、地域社会、職場など、縁ある人々が故人の死を悼み、慣れ親しんだ生前の姿に最後のお別れを告げる儀式です。
一般的には告別式の後、献花が行われ、御棺と共にマイクロバス等で火葬場へ向かいます。
火葬の儀
火葬場において執り行う儀式で、姿や形としての故人との決別の儀式です。
所要時間はおおむね15分~20分ほどで、お骨上げ前に葬後霊祭を行う場合や、お骨上げを待って葬後霊祭を行う事もあります。
葬後霊祭並びに十日祭
故人の御霊に葬儀の終了を告げる儀式です。葬後の儀と並行して、併せて十日祭を仕えることが多いです。葬後霊祭の後、お斎(とき)を行い、会葬者や教会の祭主へのお礼をします。
それぞれの儀式の流れと注意点を詳しく知りたい方はこちら↓↓
葬儀後の打ち合わせ
葬儀後の取り決め
ご葬儀が終了し、息つく間もなく、葬後にも取り決めるべきことがいくつかあります。
- 50日まで新霊床とお骨をどうするか(教会に安置するか、自宅に安置するか)※自宅に安置する場合、教会側に新霊床の設えをお願いすることになりますので、事前におよそどこに設えるのか、片づけなどを済ませておきましょう。
- 50日祭の日程調整
- 20日祭~40日祭をどうするか(基本的には10日毎に行いますが、10日祭は葬儀の中ですでに取り行うため、50日祭までの中間の30日のみを行う場合など様々ですので、教会側に相談しておきます)
- 教会で親しい信徒の方にお知らせするかどうか
- 納骨する場所はどうするか
50日祭並びに合祀祭・納骨祭
ご帰幽から50日目にあたる日の、50日祭、並びに合祀祭、納骨祭を執り行います。